スペイン語動詞「Dirigir(経営する・導く)」の意味、活用と例文を紹介!【B2・C1】

こんにちは、すペどく(Supedoku)のポンです。

このブログでは、スペイン語を独学している人に向けて、スペイン語の独学勉強法や、スペイン語単語&フレーズの意味、そしてそれらを使った例文を紹介しています。

 

スペイン語動詞「Dirigir」の意味は?

「Dirigir」を使った例文が知りたい!

今回は、「経営する」、「運営する」、「導く」や「指導する」などという意味があるスペイン語動詞「Dirigir」の活用と例文を紹介します。

 

スペイン語単語:Dirigir

Dirigir(ディリヒール) 

意味①:経営する・運営する(v)
意味②:導く(v)
意味③:指導する(v)

 

関連語

代名動詞:dirigirse(向かう・進む)【B2】

guiar
orientar
destinar

apuntar
controlar
encabezar

liderar
gestionar
administrar

 

動詞の活用

現在分詞・過去分詞

現在分詞 過去分詞
dirigiendo dirigido

 

直接法

現在形 点過去形 線過去 未来形 可能法・過去未来
Yo dirijo dirigí dirigía dirigiré dirigiría
diriges dirigiste dirigías dirigirás dirigirías
Él/Ella/Usted dirige dirigió dirigía dirigirá dirigiría
Nosotros/Nosotras dirigimos dirigimos dirigíamos dirigiremos dirigiríamos
Vosotros/Vosotras dirigís dirigisteis dirigíais dirigiréis dirigiríais
Ellos/Ellas/Ustedes dirigen dirigieron dirigían dirigirán dirigirían

 

接続法

現在形 過去形 未来形
Yo dirija dirigiera dirigiere
dirijas dirigieras dirigieres
Él/Ella/Usted dirija dirigiera dirigiere
Nosotros/Nosotras dirijamos dirigiéramos dirigiéremos
Vosotros/Vosotras dirijáis dirigierais dirigiereis
Ellos/Ellas/Ustedes dirijan dirigieran dirigieren

 

命令形

命令法(肯定) 命令法(否定)
dirige no dirijas
Él/Ella/Usted dirija no dirija
Nosotros/Nosotras dirijamos no dirijamos
Vosotros/Vosotras dirigid no dirijáis
Ellos/Ellas/Ustedes dirijan no dirijan

※ニ人称では肯定の場合と否定の場合の活用が異なります。



「Dirigir」を使った例文

これらのスペイン語例文はすべてスペイン語ネイティブの友達にも確認してもらっていますが、万が一間違いがあった場合は、コメントお願いいたします。

 

経営する・運営する

例文①

Están dirigiendo sus propias empresas.

彼らは自分の会社を経営しています。

 

例文②

No sabía que él es el que está dirigiendo el evento al que planeamos ir.

私たちが行く予定のイベントを彼が運営しているとは知りませんでした。

「él es el que …(男性の場合)」や「ella es la que …(女性の場合)」は「彼・彼女こそが」というようなニュアンスになる。

よって、今回の例文では、「彼こそが、イベントの運営者」というニュアンスになる。

 

例文③

Es posible que de aquí en adelante tenga más personas que quieran dirigir sus propios negocios.

今後、自分でビジネスを経営したいと考える人が増えるかもしれません。

「es posible que」の後は必ず接続法を使わないといけないので、今回の例文でもそのルールに従い、「es posible que … tenga …」になる。
また、「したい」という意味のある「querer」も直接法(quieren)ではなく、接続法(quieran)を使う必要がある。

 

例文④

Yo como la socia de esta corporación, pienso que la manera en la que están dirigiendo es muy inteligente y eficaz.

私はこの法人のパートナーとして、彼らの運営方法は非常に賢明で効率的だと思います。

「yo como …」は「私は〜として」というニュアンス。

 

例文⑤

Está intentando dirigir cinco eventos a la vez, pero creo que es un intento casi imposible hacerlos exitosamente.

彼は一度に5つのイベントを実行しようとしていますが、それらを成功させるのはほぼ不可能な試みだと思います。

 

導く

例文①

Dirigir esta ecuación es fácil.

この方程式を導くのは簡単です。

 

例文②

Ella me dirige al restaurante porque estaba perdida en la calle.

私が道に迷っていたので、彼女は私をレストランまで案内してくれました。

この文では、「私を彼女が案内してくれた」と言いたいので、「me dirige」という必要がある。
文の後半部分では、「… estaba perdida …」といっても、「… yo estaba perdida …」と主語「私」を付けて言ってもオッケー。

 

例文③

Estoy haciendo cosas opuestas a lo que mi maestro quería dirigirme.

私は先生が私を導きたかったことと真逆のことをしています。

 

例文④

Si sabía que me estás dirigiendo al café, no sentiría miedo de no saber a dónde ir.

あなたが私をカフェに案内していると知っていたら、どこにいくのかわからないという怖さがなかったでしょう。

「もし私が知っていたら(Si sabía que)」と仮定(不確かなこと)について話しているので、「感じる(Sentir)」の動詞活用は可能法を使わなければいけない。

よって、「siento(直接法)」ではなく、「sentiría(可能法)」が正しい。

 

例文⑤

Todas las cosas están dirigiendo en la dirección correcta, así que sigue lo que ocurre.

すべては正しい方向に向かっているので、起こることに身を任せてみてください(従ってください)。

この文での「sigue」は命令形(肯定)二人称単数を使っている。

これは、直接法現在形三人称単数の「sigue」ではないので要注意。



指導する

例文①

Están dirigiendo conforme a sus actitudes.

彼らの態度によって、指導をしています。

「conforme a …」は「〜によって」というような意味になる。

 

例文②

Todavía no he tenido experiencias de dirigir a alguien.

私はまだ誰かを指導した経験がありません。

今回の例文のように、現在完了形を使う場合は、「ya」、「todavía」、「alguna vez」や「nunca」などといった単語とセットで使われることが多いので、覚えておくと便利。

 

例文③

Lo está diciendo con el objeto de que dirija a los alumnos.

彼は、生徒たちを指導するために、そのように言っているのです。

 

例文④

Les dirigí porque estaban es muy mal educado y quiero que sean educados.

彼らがとても失礼で、礼儀正しくなってほしいと思ったので、私は彼らに指導しました。

「quiero que」の後は必ず接続法を使わなければいけないので、今回の例文でもそのルールに従い、「quiero que sean educados」になる。

 

例文⑤

A fin de cuentas, no te dirigen si no haces algo malo o algo que es necesario mejorar o cambiar.

結局のところ、あなたが何か間違ったことをしたり、改善や変更が必要なことをしなければ、彼らはあなたに指導しません。

「a fin de cuentas」は「結局」という意味がある。

 

代名動詞「Dirigirse」を使った例文

例文①

Este mensaje debe dirigirse a los jefes.

このメッセージは上司(複数人)に宛ててください。

 

例文②

Se dirige a llamar atención de las personas alrededor.

周囲の人の注目を集めるように演出されています。

 

例文③

Él está intentando dirigirse a resolver estos problemas.

彼はこれらの問題を解決しようとしています。

 

例文④

Se dirige a un lugar donde conocerá a su amigo.

彼は友達に会う場所に向かっています。

友達に会うと言いたい場合、「conocer a su amigo」となる。
「a」を忘れないように要注意。

 

例文⑤

Parece que está enojado conmigo, porque no me dirigió ni una palabra en esta semana.

今週、彼は私に一言も話さなかったので、私に怒っているようです。

「ni」には「〜もない」という意味がある。

今回の場合は、「ni una palabra」で「一言もない」という意味。

 

まとめ

今回はスペイン語動詞「Dirigir」の意味、動詞活用、そして例文を紹介しました。

「Dirigir」は「経営する」、「運営する」、「導く」や「指導する」という意味があり、さまざまな場面で使える便利なスペイン語単語です。

この記事で紹介した通り、この単語にはいくつかの意味があるので、どの意味で使われているのか文脈で判断する必要のある単語のひとつだと言えます。

 

また、「Dirigir」の代名動詞「Dirigirse」には、「向かう」や「進む」という意味があり、これは場所に向かうという意味、宛先という意味や、問題解決する(問題を解決しに向かう)などという意味で使うことができます。

「Dirigirse」も「Dirigir」と同様にとても重宝するスペイン語単語なので、覚えておくことを強くおすすめします。

 

「『Dirigir』や「Dirigirse」を使った例文を作ってみたけど、これで合っているのか分からない」という方はぜひコメントに例文を投稿してくださいね。(添削もします!)

 

この記事が皆様のスペイン語独学・スペイン語勉強に役立てば嬉しいです^^

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