こんにちは、すペどく(Supedoku)のポンです。
このブログでは、スペイン語を独学している人に向けて、スペイン語の独学勉強法や、スペイン語単語&フレーズの意味、そしてそれらを使った例文を紹介しています。
スペイン語(語学)独学にはどんなデメリットがあるの?
デメリットには解決策などはあるの?
結局、独学はおすすめ?
今回は、スペイン語独学のデメリットとそれらの解決策について紹介します。メリットだけではなく、デメリットも知ることはとても重要だと思いますし、これらのデメリットを考慮した上で独学をするかどうかを選ぶのがベストですよね。
・・・とは言っても私は独学を強くおすすめしますが。
ちなみに、メリットについてはこちらの記事で紹介しています。
スペイン語独学の4つのデメリットと解決策
私はスペイン語独学には、4つのデメリットがあると思います。それは、以下の4つです。
- スペイン語を間違えて覚えてしまう可能性がある
- わからないことを聞ける相手がいない
- モチベーションを維持するのが難しい
- 学習の進歩状況を把握するのが難しい
ですが、これらはデメリットとも考えられますが、考え方や対策の仕方によってはこれらはデメリットではなくなると思います。なので、上記した4つのデメリットをそれぞれ解決策とともに見ていきましょう。
スペイン語を間違えて覚えてしまう可能性がある
まず1つ目のデメリットは、独学すると、スペイン語(やその他の言語も同様)の文法が間違っていることに気づかなかったり、発音を間違えてしまう可能性があるということです。これは、一見改善方法がなさげですが、実はこれはそんなに大きな問題ではありません。
間違えて覚えてしまうということについては、2つのパターンがあると思います。それは「文法を間違えて覚えてしまう」ということと、「発音を間違えてしまう」ということです。
文法を間違えて覚えてしまう
まずは「スペイン語の文法を間違えて覚えてしまう」というデメリットに対しての解決策です。
文法を間違えて覚えてしまうということの解決策はズバリ、文法を完全に理解したと思えるまで参考書を読んだり、YouTubeなどで検索したりすることです。あやふやにしたり、「こうだろう!」と思い込んでしまうのは、独学の敵です。
「きっとこういうことでしょ?」
「多分これであってるでしょ?」
などということは、絶対に思ってはいけません!
少しでも「わからないかもしれない」と思った時には、「完全に理解した」という状態になるまで調べてください。
これは、手間がかかるように思えるかもしれませんが、完全に理解したと思えるまでの過程で、思いがけない新しい知識を得ることができ、結果として1つや2つの文法の理解以上の知識が手に入ります。なので、むしろ近道です。
発音を間違えてしまう
では、次に発音を間違えてしまうということについての解決策を紹介します。
まず、勉強する際はスペイン語の発音のルールをしっかりと理解しておくことが必要です。例えば、「Japón」など、「J」を使ったスペイン語単語の読み方や、「Desarrollar」など、「LL(Lふたつ)」を使ったスペイン語単語の読み方などを理解する必要があります。ちなみに、これらは「ジャポン」や「デサロラール」ではなく、「ハポン」や「デサロジャール」と読まれます。
発音に躓きそうな単語や発音が難しそうなに出会ったときは、ネイティブに発音してもらうのがベストですが、スペイン語を独学している人の中で近くにスペイン語ネイティブの知り合いがいるという人は少ないと思います。そういう方は、Google Translateやネット上にある読み上げ機能の音声で発音を確認すれば、間違って発音してしまう可能性は限りなく低くなります。
また、先ほど述べた「文法を間違ってしまう」ということにも関わる話ですが、文法や発音が間違ってしまうのが、心配なのであれば、HelloTalkやTandemなどの言語交換アプリを使い、ネイティブの人に添削をお願いしたり、会話の練習相手になってもらうという方法もあります。
ちなみに、私はHelloTalkの方がおすすめです。出会い系の人も他の言語交換アプリに比べると少ない気がしますし、何よりアプリ自体が使いやすいです。
わからないことを聞ける相手がいない
2つ目のデメリットは、独学だと、疑問が出てきた時に聞ける相手がいない可能性が高いということです。
これは、以下の記事をでも紹介していますが、ここでも簡潔に解決策を紹介しますね。
これに対する解決策は、先ほど文法や発音に関して紹介したものとほぼ一緒です。幸いなことに、スペイン語ネイティブの人口は多いので、HelloTalkやHiNativeなどで質問すれば誰かが必ず回答してくれます。
他の方法としては、ネットでわかるまで粘り強く検索してもいいですし、このブログ(Supedoku)の「コメント」や「お問い合わせ」から質問していただいても問題ありません!質問がマイナーなものであれば個人的に返信しますし、そうでなければ記事として紹介しますね!
ちなみに、私は独学は諦めず、粘り強く勉強していたら必ず習得できるものだと考えています。なので、わからないことはわからないままにしておくのではなく、必ず解決してから次に進みましょう。
モチベーションを維持するのが難しい
3つ目のデメリットは、独学だとモチベーションを維持するのが難しい可能性があります。これに関しては、スペイン語を習得するということだけではなく、それを使ってどうしたいかという目標を具体的かつ明確に把握しておくことで解決できます。
スペイン語を習得したあとの目標とは、「ペルーに旅行に行って、現地の人々と喋りたい」「メキシコ人の友達と、彼女の母国語で喋りたい」や「翻訳者として活動したい」などが例として挙げられます。
これらの明確な目標があることで、言語習得がゴールではなく、その先の目的がゴールとなります。このように目標を設定することで、「スペイン語は自分の『〇〇したい』を叶えるための手段だ」と思えるようになり、自然とモチベーションアップに繋がります。
また、HelloTalkで友達を作り、その友達と意思疎通ができるようになることもモチベーションとなることもあると思います。ちなみに私はスペイン語を習得したあとの目標を持って独学していましたが、HelloTalkで出会ったスペイン語圏の人のなかには、HelloTalkで喋っている日本人と翻訳機なしで会話したいという思いが日本語独学のモチベーションにつながっていると話してくれた人もいました。
なので、このように言語を習得したあとの目標があると、独学のモチベーションを保つことができます。
詳しくは以下の記事を参考にしてみてくださいね!
学習の進歩状況を把握するのが難しい
4つ目のデメリットは、独学だと自分のスペイン語学習の進歩状況を把握するのが難しくなりがちだということです。
特に、独学をしている人は自分の好きなジャンルから単語を覚え出したりしている人もいるので、「音楽に関するスペイン語単語はたくさん知っているけど、医療に関するスペイン語単語は知らない」というように知識が偏っている可能性もあります。
これは、確かに大きなデメリットだと言えます。ですが、これにも解決策はあります。解決策としては、
- ネット上のレベルチェックを受けてみる
- DELE参考書の問題を解いてみる
- スペイン語試験(本番)にチャレンジしてみる
- YouTubeを見て、自分がどれぐらい理解できるのかというのを確認する
などが挙げられます。
これらについてひとつずつ見ていきましょう。
ネット上のレベルチェックを受けてみる
まずひとつ目の解決策は、ネット上のレベルチェックを受けてみるということです。
ネット上のレベルチェックを受けてみることで、自分がどれぐらいのレベルにいるのか判断することができます。これは、受験費用もいらないですし、とても簡単に自分のスペイン語レベルを確認できるのでおすすめです。
一応スペイン語のレベルチェックができるサイトを以下に貼っておきますので、興味のある方はトライしてみてくださいね。
スペイン語のレベルチェックができるウェブサイト(「Comienzo」というボタンを押すと、問題が出てきます)
ちなみに、筆者はDELE B2の試験を申し込んだ後、このレベルチェックで「A2」と判定され、「えっ!受からないじゃん!!」と絶望したこともあります(笑)
DELE参考書の問題を解いてみる
ふたつ目の解決策として挙げられるのは、DELE参考書の問題を解いてみるということです。
参考書の問題を解いてみると、自分が本当にスペイン語の意味を理解しているのか、間違った覚え方をしていないか、そして知識が偏っているかどうかなどいろいろなことが見えてきます。また、参考書の問題を解いてみることで自然とDELEの試験対策になるというのも考えると、とてもおすすめできる方法だと言えます。
さらに、DELEの参考書には、「Preparación al DELE」、「El cronómetro」や「Las claves del nuevo dele」などがあるため、自分の好みのあった参考書を選ぶことができ、飽きずに続けれる可能性が高くなります。
ちなみに、私のおすすめは「Preparación al DELE」です。実際に私がDELE B2の試験を受けた時も、試験対策としてはこの本1冊のみでしたし、問題も多いので、とても勉強になりますよ。
スペイン語試験(本番)にチャレンジしてみる
みっつ目の解決策として挙げられるのは、スペイン語試験(本番)にチャレンジしてみるということです。
これは、たくさん試験対策をしないといけませんし、受験料もかかりますし、試験会場にも行かないといけませんし、意外とデメリットが多そうですよね。ですが、これは本当にデメリットだらけなのでしょうか?
私は違うと思います。
スペイン語試験を受けるということは、スペイン語勉強に真面目に取り組むきっかけとなりますし、集中力も上がります。さらに、そのレベルに合格すれば一生(無期限で)使える資格となります!
また、不合格だったとしても、自分のスペイン語力を測るという意味では目的達成していますし、もっと頑張ろうと思えるきっかけとなるかもしれません。そういう理由から、個人的にはこの方法もおすすめです。
ですので、本気でスペイン語を習得したい方や、自分のスペイン語力を客観視してみたい方はぜひ、DELEやスペイン語技能検定などの試験を受けてみてください。
YouTubeを見て、自分がどれぐらい理解できるのかというのを確認する
最後に紹介する解決策はYouTubeを見て、自分がどれぐらい理解できるのかというのを確認するという方法です。
紹介しておいて、言うのもちょっとどうかと思いますが・・・正直これはあまりおすすめしません。というのもYouTubeで使われている単語は偏りがあるものも多いですし、それぞれのレベルにぴったりなYouTube動画を探すのも意外と難しいです。
もちろん、スペイン語の先生などが投稿している、特定のスペイン語レベル向けの動画などもあることにはありますが、それでは面白さに欠けてしまうかもしれません。なので個人的にはあまりおすすめしませんが、興味のある方はYouTubeを使って自分のスペイン語力を測ってみてもいいかもしれません。
例えば、自分のレベルがB2からC1だと思うのであれば、スペイン語でニュースやドキュメンタリーを見てみると、きっと9割ぐらいは何を喋っているか理解できるはずです。もし、5割ぐらいしか理解できなかったと思うのであれば、思っているほどスペイン語の学習は進んでいないのかもしれません・・・。このように大体の進捗状況しかわかりませんが、それでもやってみると面白いかもしれませんね。
まとめ
この記事ではスペイン語を独学することには主に以下の4つのデメリットがあるということと、それらの解決策について紹介しました。
- スペイン語を間違えて覚えてしまう可能性がある →Google translate やネットの読み上げ機能、HelloTalkなどを活用すればオッケー!
- わからないことを聞ける相手がいない →HelloTalkやHiNativeなどでネイティブに質問したらオッケー!もちろん、このブログのコメントもしくは問い合わせからもどうぞ!
- モチベーションを維持するのが難しい →スペイン語習得したあとの目標(スペイン語を使って何をしたいのか)を明確にすればオッケー!
- 学習の進歩状況を把握するのが難しい →オンラインのスペイン語レベルチェックをしてみたり、参考書の問題を解いてみたり、試験を受けてみたりすればオッケー!
私の結論としては、対策方法をしっかり理解していれば、デメリットなどはない、むしろメリットしかないということです。
なので、私は独学をおすすめします。
ですが、結局一人一人は違う人間なので、私の考え方とは違う人も多いと思います。だからこそ、スペイン語を独学する際はメリットだけではなく、デメリット(無いようなものですが)も知り、それらをよく理解した上で独学するかどうかを判断することをおすすめします。
ちなみに、スペイン語独学のメリットについては以下の記事で紹介していますよ。
以上、今回はスペイン語独学の4つのデメリットとそれらの解決策について紹介しました。
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